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症状について
周期性嘔吐症は、1882年にDr.Geeによって発見されました。
そのときの疾患の定義は、
(1) 嘔吐発作が周期的に起こり、その発作自体は自然と治っていく。
(2) 患者によって発作の周期・強さが一定である。
(3) 発作のない時は元気である。
の3つでした。
加えて、個人差もありますが、発作の症状の主な特徴としては、
□さっきまで元気だったのに、特に原因があるわけでもなく
急にぐったりとする。
□リンゴのすえたような臭いの嘔吐を繰り返す。
□嘔吐が黄褐色(胆汁)である。コーヒー色の血液が嘔吐に混じる。
□ぐったりとして元気がなくなる。 何ごとにもやる気がでなくなる。
□食欲がなくなる。
□脈が速くなる。血圧が低下する。
□発作は数時間~数日で治り、発作以外には症状がない。
普段は元気に過ごせる。
また、関連する症状として、
□頭が痛くなる。
□お腹が締め付けられるように痛くなる。
□音や光に敏感になる。
普段気にならないようなことが気になるようになる。
□乗り物に酔いやすくなる。
□下痢をする。
□唾液がおおく出る。
発作中はとにかく嘔吐を繰り返すので、脱水症状にならないように、たとえ戻してしまうと分かっていても、清涼飲料水やジュースなどを飲ませてあげてください。口から飲むことが難しいようであれば、病院で点滴を打ってもらうようにしてください。