診断について
ひとえに嘔吐を繰り返すと言っても、他の多くの病気にもそのような特徴があり、なおかつ決め手となるような検査もないため、周期性嘔吐症の診断は難しいといえます。
【主な診断基準】
■発作中に、激しい嘔吐が繰り返される。
■発作と発作の間に、元気な期間がある。
■嘔吐発作が数時間から数日続く
■特定の原因があるわけでもなく嘔吐発作が始まる。
併せて血液検査や尿検査を行い、経過観察や家族の病歴をもとに診断されます。
発症年齢は4~5歳に多いとされていますが、0歳児や大人になってからの発症も報告されています。医療界では「子どもの病気」という認識が強いため、大人になってからの診断は困難になります。また、医療界にもまだ浸透しきっている病名ではないので、よく分からない嘔吐が繰り返されているようであれば、まず相談してみてください。
症状のページを参考にしていただいて、共通するものが多ければ周期性嘔吐症を疑ってください。